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5.222017
GPS調査で浮気現場を抑える!あなたもできるGPS活用術
GPS。現在では大抵のスマートフォンには搭載されており、スマホの普及によってその認知度も急激に広まったように思います。
最近では、警察が行ったGPS捜査の裁判が話題にもなりました。あらゆる方面で活用されているGPSですが、浮気調査においても活用されることがあります。
そこで今回は、そんなGPSについてのお話とGPSと浮気調査の関係についてお話ししたいと思います。
GPSとは?
GPSとは、グローバル・ポジショニング・システム(Global Positioning System)の頭文字をとったもので、日本語では「全地球測位システム」と言われています。
もともとはアメリカによって軍事目的で利用されていたものでした。
いくつも打ち上げられ、上空の軌道上を回っているGPS衛星のうち、通常4つの衛星から送られてくる電波を受信して位置情報を取得します。数あるGPS衛星の各機器は、機器に搭載された時計の時刻と現在の軌道上の位置を常に放送しており、スマートフォン等に内蔵された受信機はそれを受信して、電波が受信機に到達するまでにかかった時間から衛星との距離を計算して、受信機の現在位置を割り出します。
離れた複数のGPS衛星と受信機との距離がわかれば、受信機の位置を特定できるという仕組みです。
つまり?
GPSの普及
もともとはアメリカが軍事目的で利用していたGPSですが、1983年に起こった大韓航空機撃墜事件をきっかけに、民間機の安全な航行のために非軍事的な用途でも使えるように開放されました。
開放当初はテロリストに悪用される危険性を考慮して、意図的に不正確な位置情報しか特定できないようにされていましたが、現在では正確な位置を特定できるまでに開放されています。
民間において当初は、航空機や船舶の位置情報、測量機器、登山用機器がに主に利用されていました。続いて車に搭載されるカーナビ(カーナビゲーション・システム)が普及すると、一般の多くの人にも知れ渡ります。さらに現在では、携帯電話・スマートフォンにも搭載されており、道を調べるときなど多くの人に利用されており、私たちの生活に切っても切れない存在になりました。
1983年9月、まだソ連が解体する前の冷戦時代。
ニューヨークからソウルへ向かって航行していた民間機「大韓航空007便」が、本来の航路を逸れてソ連の領空に侵入。領空侵犯によりソ連軍の戦闘機によって撃墜され、乗客乗員を合わせて269人全員が死亡した。
GPSには2種類ある?
現在、子どもの防犯目的やスマホの紛失防止などを目的として、携帯電話の電波などを利用して遠距離からGPS受信機の位置情報を取得するシステムも存在します。
スマートフォンでは追跡アプリといったようなものもありますね。では、このようなシステムはどのように浮気調査に利用できるのでしょうか?
GPSには、携帯電話の電波などを利用してリアルタイムに受信機の位置情報を取得できる【GPS端末】と【GPSロガー】という受信機自体に位置情報が記録されて後から位置情報を見れるものがあります。
GPSロガーはリアルタイムで現在地を知ることはできませんが、GPS衛星からの受信の他に通信を行わないため機器自体も安価です。GPS端末は、リアルタイムで受信機の位置情報を通信で遠隔に発信するため機器代金のほか通信料もかかります。
スマートフォンに追跡アプリのようなものをこっそりダウンロードしておくという手もありますが、スマホ自体のGPSがONになっている必要もあり、よっぽど機器に疎いという方でなければバレてしまう可能性が高く、あまりオススメできません。
浮気調査の前座にロガーで行動把握を!
正直なところ、GPSにより取得した位置情報だけでは、浮気の証拠としての力は強くありません。
屋根のあるようなところでは大きく誤差が出ますし、誰と何をしていたかまではわからないからです。しかし、まったく意味がないということはありません。
まだ浮気の確信がない場合であれば、不審な行動がないか参考にすることができます。浮気の証拠を抑えようという場合でも、何曜日の何時にどのあたりでの行動があやしいといったパターンも掴める可能性があります。
このように旦那さま・奥さまの行動パターンを知りたいという場合であれば、GPSロガーでも十分です。GPSロガーで行動パターンを見抜き、決定的な浮気の証拠を抑える準備をしましょう。
GPSの取り付けは違法?
探偵も浮気調査にGPSを利用することがあります。
それは主に、対象者が自家用車を使用する場合です。行動パターンが読めない場合、依頼者様と合意の上で自家用車にGPS機器を取り付けていただき、GPSの位置が知らない住宅地やホテル街にあるときに現場に急行して証拠を抑えます。
通常、ラブホテルでは入るときと出るときの映像が必要とされますが、複数回に渡り入るところの映像(または出るところの映像)を撮ることができれば、十分に証拠としても利用できます。
GPSによる調査は、現在プライバシーの観点からグレーな調査手法とも言えます。
ただ、依頼者様が対象者の身内である場合、共有財産である自家用車に取り付けることは問題性が非常に低いと言えます。どうしても旦那さま・奥さまの動きが読めず、かつ自家用車を使用しているという条件がそろっているときは、このようにGPSを活用した調査もできるのです。
対象者の動きが読めず「このままでは埒があかないよ」という方には、GPSを使った調査も可能です。ご希望の方は何なりとご相談ください!