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プレミアムフライデーがスタート サービス業を中心に活性化が期待

今年2月24日から、政府や経団連が推進してきた消費喚起策「プレミアムフライデー」がスタートしました。
プレミアムフライデーとは、企業に対して毎月末の金曜日の午後3時に仕事を終えることを推奨し、買い物や食事、旅行などを促して、より経済を活性化させる消費喚起キャンペーンのことです。サービス・小売・飲食業などでは、より売り上げがUPし、期待も高まる一方、さまざまな懸念も浮上しています。

はたして月末の午後3時に仕事が終わるの?

一般企業では、月末というのは忙しいという意見が多いことでしょう。
会計の締め作業、営業の追い込みなどでバタバタする企業は少なくありません。経団連に加盟する大企業、例えば住友商事などでは、プレミアムフライデーに賛同して推奨するところも増えてきているようですが、実際のところは大企業の一部にとどまっているという実態で数パーセントの上流階級の貴族が受けられる特権のようです。

提供側のサービス業はどうか

プレミアムフライデーにおいて、サービスを提供する側の小売・飲食業ではどうなるのでしょうか。
現在、小売・飲食業等のサービス業は深刻な人手不足に陥り、中には「ブラック企業」や「ブラックバイト」と呼ばれるような劣悪な環境下におかれている企業も散見されます。過労死や自殺に追い込まれる方々もおり、訴訟にまで発展するケースもあります。「ブラック」というレッテルを貼られてしまうと、さらなる人手不足を招き、負のサイクルを抜け出せません。まずは労働環境を整え、従業員がより働きやすい場所を提供することが企業の経営陣側の務めではないでしょうか。
話が少しそれましたが、プレミアムフライデーにおける問題点は、第一に人手不足です。

もう一つは、提供側の飲食店によっては、プレミアムフライデーが「迷惑」なだけという意見があることです。
例えば、オフィス街の飲食店ではこんな意見があります。「午後3時に仕事が終われば、オフィス街の飲食店には寄らず、まっすぐ帰宅する人も多いでしょう。土日を利用して旅行を計画する人もいれば、家でホームパーティをする、家近くの居酒屋に立ち寄る人もいる。いずれにせよ、オフィス街では潤わないんです。売上downですね」
旅行産業やベッドタウン付近の飲食店では恩恵を受ける可能性がある一方で、オフィス街の飲食店は痛手を被るかもしれないわけです。

探偵はどうか

さてさて、我々探偵業の者はどうなるでしょうか。
もしも、午後3時にサラリーマンやOLの方が退社すれば「今日はどこに行こう♪」と心踊らせることでしょう。家族サービスをする人もいますが、中には浮気相手と密会、もしくは酒場で出会った人と一夜を・・・なんてこともあり得ます。つまり、仕事が早く終われば、浮気の幅も広がるということです。奥さんまたはご主人には「月末で今日も遅くなるよ・・・」なんて言っても、実はプレミアムフライデーを利用して浮気をしているかもしれません。
探偵業は、このキャンペーンによって潤う業界の一つだと推測しています。

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