所在・家出調査
- 夫(妻)が何も云わずに姿を消してしまった、会社にも出社していない。
- 妻が書き置きを残し、子供を連れてどこかへ行ってしまった。
- 生き別れた親や子供に会いたい。
- お世話になったあの人にお礼が言いたい。
- 災害にあってしまった知人の所在を知りたい。
家出人・失踪人の現状は?
弊社は、1990年代にテレビ朝日で放送されていた【あなたに遥いたい】を始め、人捜しの番組においても数多くの取材・実案件に携わり、ご依頼人さまのお気持ちとなって捜索を遂行して【人情探偵】として紹介されています。
40年で培ったノウハウを生かして、行方不明者をかなり高い確立で発見している実績があります。
家出をする原因はさまざまです。
ご家族の家出・失踪、配偶者の蒸発、連絡が途絶えた友人、家出した子供・・・。
誰にも話せぬ秘密を抱え、独りで悩み抜いたゆえの結果です。あるいは、突発的な事件・事故に巻き込まれた可能性もあるでしょう。
連絡が取れなくなってから長い月日が流れた状況では、捜索すべきか否か、再会して何を話したいのか、じっくりと腰を据えてお考えください。
しかし緊急に判断を必要とする場合もあります。例えば、自ら命を絶つ決意をした人でも、その直前の行動で、ふと思い留まることもあるでしょう。どのような失踪でも、自ら居場所を明らかにする可能性もあります。
2016年の行方不明者数は、8万人を超えています。
この数字はあくまで警察に捜索願が出された数であり、捜索願が出されていない状況や諸事情を含めると、実際の行方不明者数は毎年10万人前後といわれ、全体の64%が男性であり、その内70%以上が成人の行方不明者となっています。(参考:警察庁HP)
人を探したい理由はさまざまありますが、行方不明になられた方も、さまざまな理由があります。
日々の悩みや苦しみに耐えきれずに失踪をしてしまったけど、心の内は「探し出してほしい」・「帰りたいけど自分から帰る勇気がない」と思っている方も多く、心の隙間をうめるもの・心の支えを必要としています。
人探しで必要な情報とは?
捜索の第一手は、事前情報と現状の整理です。
探し出す相手方の情報量が多ければ多いほど、見つかる可能性が高まります。これがすべての基となり、捜索方法、捜索範囲、優先順位を決定することとなります。
ところが、人の記憶は残念ながら曖昧なものです。失踪から時間が経過すれば、間違った情報になることもあるものです。今一度、失踪した時の状況、所持品でなくなっているものなど、チェックしましょう。
探したい相手に関する情報はとても大切です!
【基本的な情報】
写真
氏名、生年月日、性別
身長、体重(体型)、髪型、服装、メガネ、ホクロや傷などの特徴点
出身校、職業、職種
貯金、借金、お金遣い
お酒、タバコ、ギャンブル
体調、持病、精神状態
自宅にある書籍・雑誌、手紙、年賀状
携帯電話、パソコン、メール・チャット、出会い系サイト
移動手段、車・バイク・自転車、運転免許
失踪日時、失踪時の服装、所持品
失踪前夜の様子はどう?
悩んでいましたか?
疲れていましたか?
多くの場合、失踪の直前には異変を知らせる信号が発せられています。
普段の言動と違う、なんとなく元気がない、あまり話さないなど、ちょっとした変化が現れることがあります。事件・事故に巻き込まれた場合でも、危険な場所に出入りしていたり原因が蓄積されている場合もあります。
失踪前の生活状況や、失踪直前の様子は重要な手がかりです。
家庭での変化 | 会話が減る。自室にこもる。例え話が増える。 |
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仕事先での変化 | 転職・リストラがあった。役職や立場、勤務時間が変わる。収入が減る。 |
趣味・嗜好の変化 | 習い事をやめた。好きなことに対して意欲がなくなった。 |
お金遣いの変化 | 浪費するようになった。ローンや消費者金融による借金がある。 |
ギャンブルの変化 | 学校・仕事に行かずパチンコ・パチスロをする。 |
パソコン・携帯電話の変化 | ファイルや検索履歴を削除している。検索履歴に怪しいものがある。 |
パソコンにヒントが残っている?
保存しているファイル、ブログの内容は貴重です。中でもメールアドレスは、とても大事な情報源となります。
例:sample○○○○@123.com
「○○○○」の部分は、ユーザー名となり任意の英数字が利用できます。
自分の名前や誕生日と組み合わせたり(例:taro0101)、好きな言葉や単語、数字と組み合わせて自由に利用できます(例:happy19801231)。
このユーザー名は、多くのメールサービスでも利用している可能性が高くなります。
例えば、ユーザー名を「sample○○○○」と設定している場合、他のメールサービスでも同じユーザー名を利用している可能性があります。
・メールアドレス例 :sample○○○○@123.com
・他のメールアドレス:sample○○○○@Gmail.com
・他のメールアドレス:sample○○○○@yafoo.co.jp
・他のメールアドレス:sample○○○○@hotmail.co.jp
このように、多くのメールサービスで同じユーザー名を利用している可能性があります。
メールサービスを使い分ける理由は、仕事用、プライベート用などありますが、提供するメールサービスによっても使い分けることができます(デザイン、送受信できるメールボックスの容量、添付ファイルの容量、他のサービスとの連携など)。
家出・失踪時には、携帯電話やスマートフォンに電話を掛けたり、メールを送って安否を確認すると思いますが、相手方が電話に出ない、連絡してこないといったことが家出・失踪となります。
失踪者にメールを送って、心配している旨、早く帰ってきてほしい旨を連絡する際にも、手掛かりとなる多くの情報がある方が有効です。
※このユーザー名ですが、メールアドレスだけでなく、多くのウェブサービス(ブログ・ショッピングサイトなど)のアカウント名にも利用されます。
アカウント名を簡単に例えると、銀行口座の口座番号が「アカウント名」となります。
個人を区別して分けるもので、アカウント名+パスワードで提供される多くのウェブサービスを利用できます。
銀行口座には4ケタの暗証番号がありますが、その暗証番号がウェブサービス上では「パスワード」になります(パスワードはウェブサービスによって基本的に4ケタ以上が求められます)。
このアカウント名(例:sample○○○○)で検索すると、もしかしたらブログをしていたり、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)している可能性があります。
実際にそこから情報が辿れることがありますので、今一度、メールアドレスなどをご確認ください。
なぜブログをしているとわかるの?
ブログサイトである「Ameba」さんを例にご説明いたします。
▼ アカウント名が「sample○○○○」である場合。
↓ 表示されるアドレス
http://ameblo.jp/sample○○○○/
このように、アカウント名である「sample○○○○」がアドレスの一部に入ります。
ブログサイトだけでなく、SNSでも同様にアカウント名が入りアドレスが構築されます(ウェブサービスによっては違うものもあります)。
利用しているメールのアカウント名から、もしかしたら他のウェブサービスを利用している可能性がありますので、一般的によく利用されるウェブサービス上で検索することを強くお勧めいたします。
認知症ご老人の失踪
現代社会のストレスによるものや、家族との不調和によるものなど、失踪の原因はさまざまありますが、中でも危険性の高いものが認知症老人の失踪です。
高齢化が進む現在では、ご老人の失践が増え続けています。
高齢者の失踪は、すぐに見つかるケースも多いですが、数ヵ月または数年間も見つからないということもあり、失踪を確認したらすぐに対処することが大切です。
認知症を患ったご老人の場合、根拠もなく突然いなくなってしまうということが現実としてあり、介護人がちょっと目を離した隙にいなくなってしまったという例は少なくありません。
あてがあるわけでもないのに、いなくなってしまった人を探すのは非常に困難であり、認知症を患っている場合には不慮の交通事故なども考えられます。
最近のニュースでは、危険な運転による自転車事故に巻き込まれて亡くなってしまったという事件があります。
本当のアフターケア
家出人が帰ってきただけでは、家出解決率は、約50%です。
それは、根本原因の解決がなされていないからであり、その原因が解決されなければ、一時的に落ち着いたとしても再発してしまう可能性が極めて高いのです。
ー般的に家出の原因として多い理由は、家族環境が1番、次に金銭・異性関係となっています。
連れ戻すだけでなく、家族で集まり話し合うことで再発しない環境を作ることが大切で、家出人を見つけ出すのは我々探偵の役目ですが、原因を取り除くのは、やはり家族の絆だと考えています。
家出・失踪人の場合は、基本的に家族や親族、友人知人である場合が多いので、名前や外見などの情報はお持ちのことと思います。
それ以外に必要なことは、身内であれば銀行通帳や運転免許証の有無も大切な情報となります。
また、クレジットカードを所有していれば、カード会社に請求書などの履歴を出してもらい、どこで買い物をしたか、いくら使ったかなどがわかる場合があります。
しかし最近は、個人情報保護法の関係により、親・兄弟・姉妹などの家族でも、本人にしか情報を出せないということで拒否をされるケースも多くなってきました。家出をしているから代わりに履歴を出したいと経緯を話しても、本人じゃないとダメというのが増えつつあります。
警察に捜索願を出したとしても、その家出に事件性のない限り、積極的な捜索活動はあまり行われることがありません。年間10万件近くある捜索願に、多くの人員を割けないのが実情であるからです。
しかし、だからといって捜索願を出さないのは得策ではありません。もし万が一、事件に発展した場合を考慮に入れて、捜索願は出したほうが無難です。
(すぐに戻ってくるだろう)と思っている隙に、いつしか本当の家出になってしまう・・・
というケースも珍しくありません。