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8.262015
不倫SNS「アシュレイ・マディソン」の顧客情報流出で自殺者か
2015年8月25日、不倫専用の出会い系SNS「アシュレイ・マディソン(Ashley Madison)」がハッキング被害に遭い、利用者約3,800万人分の個人情報が流出した事件で、同サイトが拠点するカナダの警察当局は、事件に関係した自殺がこれまでに2件あったと発表しました。
顧客情報がハッカーによって大量流出してしまった、流出したメールアドレスの検索サービスが登場するなど、利用者にとっては冷や汗ものでは済まされなくなりました。
カナダのトロント市警の発表によると、同サイトの運営元「アビッドライフメディア」(Avid Life Media)は犯人の特定・逮捕・起訴に結びつく情報提供者に50万カナダドル(約4,500万円)の懸賞金を提供すると発表。
同社のCEOであるAndrew Ricci氏も「調査は進展しているが、より多くの情報提供が必要だ」と述べています。
しかし被害はカナダだけでは収まらず、アメリカテキサス州でもこの騒動に関係すると思われる3人の自殺者が出たと報道され、利用者自身の問題だけではなく家族問題・社会問題として深刻化してしまいました。
トロント市警のブライス・エバンス(Bryce Evans)警視正は記者会見で、「アシュレイ・マディソンの情報漏洩に関連する可能性のある未確認の自殺2件の報告を受けた」と発表したが、その詳細については明らかにしませんでした。エバンス警視正によると、同サイト利用者のEメールアドレスや登録情報がインターネット上に公開されたことにより、流出データへのアクセスやネット上からの削除を謳う詐欺といった二次的犯罪が生まれているという。
登録情報を公開されたくなければ、1.05ビットコイン(約29,000円)を支払えという恐喝行為があったとされ「ハッキングにより流出して公表されたデータはネット上ですでに広く拡散しており、情報の消去は誰にもできないだろう」と話しています。
流出したデータで1番多かったのは、アメリカ軍とアメリカ政府機関に勤める職員のメールアドレスで、1万5000件もあるそうです。他にもイギリスの公務員、欧米企業の従業員などの情報が含まれており、インターネット上のセキュリティやデータ保護に対する不安を助長させる事態となっています。
YouTube ー カナダ・トロント警察による記者会見(36分)
記者で埋め尽くされているという状況ではないようです。こんなものでしょうか・・・。
自分の個人情報が漏れたか確認する方法
下記のサイトで自分の(夫の?)メールアドレスを検索して、情報が流出したかどうか(登録していたかどうか)がわかります。
【Ashley Madison email checker】
https://ashley.cynic.al/
使い方はとても簡単です。
1,テキスト欄に調べたいメールアドレスを入力して「Search」をクリック。
2,結果が出る。
▼登録していなかったら、このような画面が出ます。
▼登録していたら、このような画面が出ます。
なお、アシュレイ・マディソンは現在も運営を続けています。