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2.152017
いじめのサインは?なぜ子供は、いじめの相談をしないのか
原発事故により福島県から横浜市に自主避難していた中学1年の男子生徒がいじめを受けていた問題で、横浜市の教育委員長は2月13日、男子生徒と同級生との金銭授受について「いじめの一部」と認めて謝罪しました。
男子生徒が小学5年生時、加害同級生は「賠償金をもらっているだろう」などと言って男子生徒に現金を要求し、総額約150万円ほどの現金を負担させた疑い。先月、横浜市教育委員会は「金銭授受をいじめと認定するのは困難」との見解を発表していましたが、一転して【いじめ】と認定したようです。
今年2月は、いじめの問題が絶えません。
愛知県一宮市の男子中学生が大阪の商業施設で飛び降り自殺した問題では、担任であった教諭が男子生徒をいじめた疑いがあるというニュース。福島県の南相馬市の女子中学生が首を吊って自殺した問題では、女子生徒がいじめを訴えていたにも関わらず自殺を防げず。これらは氷山の一角で、今後さらに多くの問題が表面化していくことでしょう。
いじめのサイン
お子さんがいじめられているかの確認は困難です。いじめを受けているとお子さん自ら言うことは少なく、学校でのお子さんの様子は保護者の方にはわからないからです。
そんな時でも、いじめを受けているかもしれないという「いじめのサイン」に気づくことはできるかもしれません。朝の通学時・夕方帰宅時の様子や、食欲、笑顔の有無、会話の多少などに目が向けられれば「いじめのサイン」を見つけてあげることが可能です。
いじめ発見のチェックリスト
☑ 登校前
- 朝、なかなか起きてこない
- 頻繁にお腹を壊す
- いつもより食欲がなく、朝食を食べない
- 1人で登校している
- 途中で家に戻ってくる
☑ 帰宅時
- 家族との会話が減る
- 部屋に閉じこもりたがる
- お金を無断に持ち出す、お金使いが荒い
- 携帯電話の着信音に怯え、メールを気にする
- 友人の話をしたがらない
- 帰宅が遅い時がある
- 原因不明の傷や痣がある、服が汚れている
- 持ち物が壊れている、持ち物をよくなくす
- 親や兄弟に反抗的な態度を示す
- 寝つきが悪い、または夜ふかしをする
なぜ子供は、いじめの相談をしないのか
お子さんがいじめを受けている場合、積極的にいじめの相談をしないのはなぜでしょうか?
理由はさまざまあります。
まず始めに思いつくのが「恥ずかしいから」でしょう。
いじめられている弱い自分を家族に見せたくないと考えてしまいます。いじめを相談することが告げ口のようでかっこ悪いとも考えることでしょう。そんな子はプライドが高いお子さんが多いと思います。
次に「心配をかけたくないから」という理由が挙げられます。
家族を悲しませたくない、心配をかけたくないという優しさから言い出すことができません。そんな子は無理に明るく振る舞う傾向にあります。
「脅されているから」という理由も挙げられます。
チクんなよと脅され、弱みを握られてしまうと、相談することが怖くなってしまいます。そんな子は口数が少なくなっているのではないでしょうか。
保護者の皆さん、いじめのサインに気づき「おかしいな」と思ったらまずは相談をしましょう。
24時間子供SOSダイヤルやインターネットの相談窓口なども利用してみてください。
我々オハラ調査事務所にもご相談ください。お子さんを一緒に守りましょう。