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1.112017
披露宴に元カレ乱入でリベンジポルノを配布? ー 花嫁を連れ去る行為は重罪になるのか
リアル実録 ー 結婚披露宴で元カレ乱入の騒ぎ!
それは2016年12月、カナダのトロントで起きました。
トロントで一流とされる結婚式場で行われた披露宴。参列者は家族、友人、知人どれも上流階級の人々ばかり。そんな中、会場が騒然とし始めました。なんと、花嫁が以前交際していた元カレが参列者に花嫁のヌード写真を配り始めたのです。
当然、花嫁はパニック状態で花婿は大激怒。会場では大乱闘が発生し、結婚式場も大荒れとなってしまったのです。その後、迷惑を被った結婚式場は損害賠償を請求し、大恥をかかされた新郎新婦も法的措置をとることになるでしょう。
花嫁の元カレの執念深さが恐ろしすぎます。昨今、問題となっているリベンジポルノの一種のようですね。
1つだけ言えることは、結婚する前に全ての過去をきちんと清算しておくことです。
リベンジポルノ然り、ストーカー被害然り、清算しておかなければ恐ろしい目に遭うかもしれません。
下記動画は、その模様です。
結婚式場から花嫁を連れ去るのは重罪?
アメリカ映画「卒業」(1967年)や日本のドラマ「プロポーズ大作戦」(2007年)での名シーンである「花嫁を連れ去る行為」。
他作品などでも誰もが見たことのあるそんな名場面ですが、現実に起きてしまったらどうなるのでしょうか。実はこれ「略取・誘拐罪」および「逮捕・監禁罪」に問われてしまいます。
ドラマでは「自分が花嫁を奪い取って結婚してやる!」なんて腹積もりなのでしょうが、そうは問屋が卸しません。1年以上10年以下の懲役に課せられてしまいます。とは言うものの、ドラマでは何事も上手くいってしまいます。花嫁もその気になり、その男性と良い感じになってしまうことがほとんどでしょう。その場合、犯罪は成立しません。
しかし花婿(新郎)は、その男性と花嫁の両者に対して慰謝料を請求することができます。
「婚約破棄」および大勢の人々が集う結婚式・披露宴において花嫁を奪い取られるという「精神的苦痛」を理由に損害賠償を請求することができるのです。
具体的な物的損害としては、結婚披露宴の費用、新婚生活の準備費用(家具・新居費用など)、新婚旅行の申込金やキャンセル費用、これら損害費用を回収するための弁護士費用などがあります。
迷惑なのは花婿だけではありません。結婚式・披露宴に参列した、家族や友人等の招待客にも多大なる迷惑をかけてしまいます。