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11.302017
浮気する理由は?【男性の浮気編】
浮気は男の甲斐性。歌舞伎俳優にとっては「女遊びは芸の肥やし」と言われた時代も昔の話。
「男は浮気する生き物」という概念がありました。
さだまさしの有名な歌「関白宣言」の中にも、浮気はしないと言っておきながら・・・「ちょっと覚悟はしておけ」なんて浮気を宣言しちゃっています。浮気・不倫に敏感な現代では、男だろうと女だろうと既婚者が浮気するのはダメなのです。
でも、なぜ男性は浮気をするのでしょうか。
探偵という仕事をしていると、ときどき、ふと考えてしまうこと。人はなぜ浮気してしまうのだろうか・・・ということ。大好きなはずだった彼氏、彼女、旦那さん、奥さんがいて、どうして他の人のところにいってしまうのか。男と女の浮気は別物だと言われます。
その浮気は本能か。遺伝学では浮気遺伝子なるものも発見されている昨今、男の浮気について考えたいと思います。
男性が浮気してしまった理由って?
①本能的に違う人も求めてしまう
生物学的にオス(男)というものは繁殖を促すために性欲旺盛であり、多くの女性を求めてしまうのです。したがって本能のままに動くと、男性は必然的に浮気をしてしまう生き物なのです。
②スリルを味わう
バレないように浮気をすることに快感を感じている殿方は多いです。
浮気をする相手とは1回きりの関係ということもあります。というのも、女性は好きになってしまうと本気になりやすいからです。
平穏な関係じゃ刺激が足りない?付き合う前のような熱い刺激を求めて浮気に走る。古代の狩猟本能が目覚めるのでしょうか、狩りやゲームのような感覚で女性を落とすことに刺激を求める人もいるのだとか。
③ストレス発散
本命の彼女、または奥さんには吐き出せない愚痴があるものです。
浮気相手に愚痴を吐いてストレスを発散させます。本気でない相手だからこそ、ある意味、本音が言えるのかもしれません。ついでに性欲も発散させて一石二鳥というわけです。
奥さんとの口喧嘩や仕事で溜まったストレスを発散したい。キャバクラじゃないですが、別の女性に癒やしを求めて、一緒に過ごすことでストレスを解消しようということで浮気をしてしまうかわいそうな生き物。
④肉体的な願望が強い
女性の恋愛は、ときめきやドキドキを欲する「心の恋愛」が多いのに対して、男性の恋愛は体目当てのセックス願望が強い「体の恋愛」重視です。
男は野獣といっても過言ではありません。マジでやっかいです。
男性の浮気は、子孫を残すための生殖本能だから仕方がない!なんて言い訳の正当性があるかないかはさておき。性欲の捌け口を求めて浮気に走るという殿方もいます。
⑤非現実性を求めて
浮気は男のディズニーランド?現実を離れて夢の国を求めて浮気をしてしまうなんて人も。ちょっとの背徳感が夢への片道切符?といったところでしょうか。
多くの男性が、両手に花やハーレムを夢見るところ。彼女や奥さんがいるからこそ、さらなる刺激を求めて浮気をしたくなる。
⑥マンネリ
ヒロシ&キーボーのデビュー曲「3年目の浮気」ではありませんが、3年目・5年目・7年目・・・と奇数の年ごとに浮気をする傾向にあると言われています。これは仕事にも当てはまりますね。
結婚式で生涯愛することを誓ったとしても、やはり男女の付き合いのマンネリ化を止めることは難しいようです。
パートナーと長く一緒に過ごしたことで身近な存在になり過ぎて、なかには自分のお母さんのように感じてしまい異性の対象として見れなくなってしまったなんてことも。
⑦浮気相手のほうが自分をわかってくれる
遅れてやってきた手強いライバルの登場!
彼女や奥さんよりも自分をわかってくれると感じる相手ができたときに、浮気に走ってしまうという男がいる。それははたして真実なのか気のせいなのか。出会い始めは誰もが相手に優しさを振りまくとき。本当はマリア様を求めているだけでは?
ストレス発散もそうですが、心に不安や苛立ちや感じている時に、相手のふとした優しさに触れたことでビビビッときて優しさに甘えてしまうもの。
⑧モテるから
既婚者男性または彼女持ち男性は心にゆとりがあり、他の女性にとって魅力的に見えてしまうものです。
45歳独身 vs 50歳妻子あり。どちらがモテるでしょうか?
独身の方が付き合いには気楽でしょうか、45歳で独身にはきっと何かワケがある・・・と勘ぐっていませんか?
そう、妻子ある方がモテるのです!そのため女性の方からもアプローチがあり、ついつい羽目を外してしまった。モテるからこそ奥さんや彼女にとって誇らしいとはいえ、それが許されるかどうかは別問題です。
男性で浮気しやすい人の特徴
①社会的に成功している男性
会社経営者、医者、国会議員、芸能人など、社会的ステータスが高い人は浮気しやすい傾向にあります。
使えるお金をたくさん持っているので、遊ぶ(浮気する)余裕があるわけです。そういう人は忙しい毎日を送っているのですが、わずかな時間を利用して浮気します。
知力・財力を兼ね備えており、しかも活力も豊富なので、浮気がエネルギー源となります。
②お酒好きな男性
お酒好きな男性は要注意!お酒に酔ってしまう人は、他の女性にも酔ってしまうのです。
普段は普通の誠実な男性でも、お酒を飲んだら自制心が効かずに豹変して・・・なんてことも。お酒好き男性は浮気してしまう可能性大なのです。
③マメな男性
親切でマメな性格の男性は、意外と浮気をします。
本命の女性がいるにも関わらず他の女性と浮気できるということは、それだけ計画的で準備を怠らないからです。こまめにメールをしたり、デートプランを立てたりと用意周到です。さらに言うと、マメな男性は社会的評価が高く、女性にモテるのです。
女性をどう攻略するか、そこが楽しいと感じているのかもしれません。
浮気は本能とは無関係?
浮気の言い訳で聞かれるのが「種の繁栄の為に男はできるだけ多くの種をバラまく本能がある」ということ。
しかし遺伝学の観点からは「種をバラまくというのは下等生物の手段だ」という意見もあるのだとか。魚類などは野生下の厳しい環境から、稚魚のうちに死んでしまう危険性が高いです。そのため、一度に大量の種をバラまき、そのうちの一部が生き残ればいいという戦略をとっていると考えられています。
一方、人間はその長い進化の過程で、つがいを作り社会のなかで子を守り、1つ1つの命を守り育てていく戦略を手にしました。魚類等と比べて稚児のうちに死んでしまう危険性は限りなく低く、もはや種を大量にバラまく必要はないとも言えるのです。
それでも、本能のように浮気をしてしまう人がいるのも事実です。
そんな人が持っている可能性が高いのが別名「浮気遺伝子」ともいわれるDRD4という遺伝子。この遺伝子を持つ人は、刺激を求める神経伝達物質であるドーパミンを受け取る受容体が他の人よりも活発で、興奮や快楽を求めて行動的な傾向にあると言います。だからといって、必ずやそれが浮気につながるわけではありません。危険なことに挑戦するでもいいですし、難しい仕事をこなすといったことでもいいのです。
男の浮気は、女性に比べどこかさっぱりとしている傾向にあるようです。それはやはり男性的な思考や性欲に起因するのでしょうか。かつて狩猟をしていた先祖のような闘争心が、より多くの女性を落とそうという意欲に火をつけたり、一時の快楽を求めて関係をもってしまったりと。
本能的なものに近いことだから仕方がない!とは片付けられないもの。人間は理性によりこれまで種を繁栄させてきました。犯してしまいそうな過ちがあれば法で禁じて自らを制することができるのです。一時の「浮わ」ついた気持ちだって理性を保ち制することができるはずです。
単純に本能のせいにするのではなく、いまいちど理性を持った自分に尋ねてみましょう。